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JR宇都宮駅西口からバスで約1時間
の距離にある焼き物の町益子。
今日は、Webで繋がった「ベンチさん」
に紹介いただいた焼き物の町益子を訪ね
てみました。
1月22日、土曜日、晴れ。・・
10時19分、JR宇都宮駅西口から東
高橋経由の益子行きへ乗り込む。
東部宇都宮発のバスには先客が2人だけ
だった。そのバスへ乗り込んで最初のバ
ス停は宿郷だった。なんと私の泊まって
いるホテルの真ん前、何も駅を渡って西
口まで行くことは無かったわけだ。
ふとバスの進行方向に目をやると道路標
識に益子まで25km、水戸まで74kmと
書かれていた。
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車内のアナウンスは、次のバス停が「うだ
いまえ」と伝えている。「うだい」?よく
見ると宇都宮大学の大きな表示が見える。
「うだい」とは、宇都宮大学の短縮呼称だ
った。
ここまでは進行方向に向かって右側の席に
腰掛けていたが、日差しが強く顔が火照っ
てきたので左の席へ移った。 |
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バスの中は強い日差しを受けて汗ばむほど
の温度に成っている。
昨日、はじめてはいたももひきを脱いで来
て正解だった。ただし、一枚着込んだセー
ターが余分だった。
いまは暑いが、バスを降りれば丁度良いく
らいかも知れない。
バスは細長く続く商店街の狭い道をガタガ |
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タと立て付けの悪い窓を震わせながら走
る。
やがて、広い川に架かる橋に出た。鬼怒
川に架かる新鬼怒橋だった。
その橋の上から見る風景は私の暮らす国
東半島では見ることの出来ない広い河原
と清流だった。
川を渡ってしばらく進むと、見渡す限り
の平野が広がる。北関東平野の広大な大
地は国東半島の狭い谷間の風景とはまる
で異なる雄大さを感じた。
その平野の中に点在する森。いつか教わ
った民家を守る防風林だ。森の中に身を
ひそめるように農家が見える。
上州の空っ風から身を守る知恵をこの目
で見た。
バスはひたすら益子を目指して走る。
車窓に雄大な平野の風景が移り行く。 |
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車窓・・窓枠があるからそこを流れ
る風景が更に良く見えるのだろうか。
今日の車窓は私の為の美術館の様な気
がして、最高の贅沢を感じた。
その窓枠に切り取られた景色の中に大
きなケヤキが真っ青な空に黒いシルエ
ットを美しく見せる。ゴッホもモネも
良いが、いまのこのケヤキの風景に敵
うものはないと思えるほど美しいと感
じた。
11時25分・・益子駅到着。とても
のんびりと気分いい1時間のバスだっ
た。 |
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